個人年金保険には入ってはいけない?

リスクと保険

個人年金保険とは

個人年金保険は、生命保険の一種です。年金と保険が名前に入っていてわかりにくいですね。

国民年金や厚生年金のような公的年金とは別に私的に入る年金保険です。

毎月掛け金を支払って、65歳以降に年金として受け取るのが一般的です。

個人年金保険のメリット

個人年金保険に入るメリットは以下があげられます

  • 将来必要なお金を計画的に準備できる
  • 保険料支払い期間中、個人年金保険料控除の税制メリットがある

以上です。

個人年金保険のデメリット

個人年金保険に入るとデメリットは以下があげられます

  • 年金受取までの間、原則解約不可。解約したときには元本割れになる場合がほとんど。そのため、泣く泣く掛金を払い続けることになる人が多い。
  • 年金受取が65歳以降など、若い時から掛金を支払い始めると、何十年と引き出すことができない。
  • 運用リターンが低すぎる。ある商品では例えば30歳から65歳まで毎月5000円ずつ支払った結果、累計保険料が209.9万円になるが、受け取れる年金総額は221.1万円。なんと年利0.3%。35年間自由にお金を使えないのにこの低金利。インデックス投資で3%で運用すれば362.7万円になるのにもったいない。

個人年金保険にあえて入るなら

個人年金保険にあえて入るなら、以下の条件にあてはまる人です

  • 年収が高く少しでも節税したい。税金を払うのはとにかく嫌な人。
  • 10年間掛金をかけられる余裕資金があること
  • 年齢が高いこと(50歳がベスト)

つまり、個人年金保険料控除の税制メリットを受けたいための一択です。ただし、税制メリットを受けるためには、個人年金保険料税制適格特約をつける必要があります。

<個人年金保険料税制適格特約の条件>

  • 年金受取人が契約者か、またはその配偶者であること
  • 年金受取人が被保険者と同一人であること
  • 保険料の払込期間が10年以上であること
  • 確定年金・有期年金の場合、年金受取開始が60歳以降であること、かつ受取期間が10年以上であること

この条件を満たすためには、50歳から10年加入して60歳から年金を受け取るのが最低条件となるわけです。

実際に加入すると、年間 8万円の個人年金保険料で所得税で4万円、住民税で2.8万円の所得控除が適用されます。20%の所得課税率の方であれば所得税で8000円、住民税で2800円が返ってくる計算になります。

これに最も適する商品は、JA共済のライフロード。年払いが可能で8万円/年ぴったりに掛金が設定できます。50歳に加入して60歳から年金を受け取れます。

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